海外市況情報

ダイヤモンド価格【海外市況概況(8月6日)】

香港市場は静かではあるがやや動きが見られる。中国は大都市での需要に懸念。インドは研磨石の取引はスロー

◆香港市場は静かだが、ここに来て9月香港フェア、国慶節に向けてやや動きが出ている模様。ディーラーは夏の閑散期の間、中国の需要減少の影響を受け買控えの状況。 0.30-0.40ct, F-I, VS-SI2, 3EX の商品需要が堅調に推移する中、0.50ctの同グレードの需要改善が見られる。また、ポインター~1ctのVS-SIなどメイクの良い物は人気がある。

◆中国では猛暑の影響により大都市での卸” 小売活動の低迷が懸念される中、8月は静かな状況が続くと予想されている。ダイヤ価格下落に伴いバイヤー間では需要の高い特定のアイテムに関心が寄せられている。 小売業者は、既存在庫の販売分を補充するのみで新たな在庫構築には消極的。

◆インドではダイヤ価格下落に伴い研磨石の取引はスロー。研磨業者は原石価格上昇及び不安定な通貨に直面している。今週開催されるインド国際ジュエリーショー(IIJS)成功の可否は卸売金需要に大きく依存している模様。 インド政府は経常赤字拡大を阻止するために金輸入抑制策を継続中。原石取引はスロー。研磨業者は減産体制を継続中。 インドルピーは61Rs台に入り、過去最安値を更新し、一段とルピー安へ向かうのかが注視されるところ。

◆今週はRapaport価格に変更ないが、インドのムンバイショーへの期待度は低い様子。一部の売り手・買い手は将来的には変化があるのではとの声がある。

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