海外市況情報

ダイヤモンド価格【海外市況概況(7月29日)】

香港の取引は静か、中国も同様に卸・小売共に静か。インドは商品購入に選択的

◆インドでは5-6月の金輸入増大を受けてUS$不足が生じこれがインドルピー安につながっていることから政府は金輸入禁止に動いた。また政府の銀行筋へのダイヤ業者、宝飾業者への融資も抑える指示によりインド人業者の資金繰りはタイトで、さらなるインドルピー安 [年初より約20%安]の為インド人のダイヤ買い意欲も急激に減退。一方中国では習体制が賄賂撲滅に動き急速に浄化されつつある。この賄賂にも使用されていた高額宝飾品、大粒ダイヤなどの売れ行きが中国国内、香港でも悪くなり売れ行き減少に加え価格も落ちてきている。中国国内大手宝飾店売上減少も発表されポインターも5-15%程度下落している。

◆香港の景気は弱含みで流動性もタイトなため取引は静か。 G-I, VS-SIに安定した需要があるが、一般的にバイヤーが大量仕入れを再開するには数週間を要する模様。

◆中国では卸・小売市場共に静か。 バイヤーは価格下落傾向が明らかな状況下、商品購入を控えている。 香港ショーを前に今後数週間で価格が安定するか否かを静観しているが、特に3ctアップと小さいサイズのVS2-SIの価格動向に着目している。 市場は8月まで比較的スローな状態が続くと予想される。

◆インドの研磨業者は高い原石と下落している研磨石価格の間で圧迫されている状況。 研磨石の取引には警戒感があり、バイヤーは商品購入に選択的である。 研磨量は引続き低水準のため品薄感からSI以下の商品需要が堅調に推移している。 ムンバイでは割引価格で商品を探している外国人バイヤーが多く見られる。 SI以下を対象とした原石需要が堅調のため原石取引は安定している。 市場のすべての分野で流動性がタイトな状況。

◆一方国内市場では異常な高値で一部インド人業者などが落札しているがマルチナショナルカンパニーは多種多様な事が出来るのでグレーな部分が多い。マネーゲーム的な部分もあり落札価格が相場と考えるとまずい部分もある。

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